ラインのクリエイターズスタンプは、プロのイラストレーターでなくても、主婦や学生でも作ることができるので、気になっている方は多いと思います。
なので、ラインのクリエイターズスタンプの作り方や人気の秘訣、登録の仕方、申請方法や審査にかかる期間などについて知りたいのではないでしょうか。
それから、ラインのクリエイターズスタンプで得られる収入はいくらくらいなのかも気になりますよね。
そこで今回は、ラインのクリエイターズスタンプの作り方と収入や登録の仕方について詳しくお伝えしていきます。
目次
ラインのクリエイターズスタンプの作り方は?
ラインのクリエイターズスタンプは、PhotoshopやIllustratorといったグラフィックソフトを使わなくても、手描きで描いたイラストをスキャナーで読み取り、パソコンで編集すれば作成できるそうです。
なので、素人でもイラストが好きな方やラインのスタンプでお小遣いを稼ぎたいなぁと思っている方は、次の通り作り方や審査についてチェックして、気軽にチャレンジしてみましょう。
ではまず、作り方をチェックする前に、ラインクリエイターズスタンプには様々なガイドラインが定められているので、ポイントをチェックしてから作り始めましょう。
ラインのクリエイターズスタンプには審査基準がある
ラインのクリエイターズスタンプは手描きでも作ってOKなんですが、次の通りいくつかの審査基準が決まっているので、ルール内で作るようにしましょう。
1、 制作ガイドライン
・ 画像について
以上の表を満たした上で、画像には余白をある程度もたせる必要があります。
・ テキストについて
2、不合格となるスタンプの対象
不合格となるスタンプの要因は、前述のガイドラインにあったような「画像の透過処理」を忘れたといったことや、「スタンプ登録時の英語説明文に全角を使ってしまった」といったようなことが多いようです。
その他にも、次のような不合格の例が多いようなので、参考にしてみましょう。
・ スタンプセットの中に似た画像が複数入っている
こちらの画像のように、目や眉毛などポイントとなる部分は使い回していて、文字のみを変更している場合不合格になります。
・ 2ちゃんねる風イラスト
アスキーアートや記号を組み合わせた顔文字など2ちゃんねる風のイラストは不合格対象になります。
・ 性的な表現がある
人間の裸を想起させるスタンプも不合格で、特に乳首を描いたり股間に黒い影を描いただけでもNGになるそうです。
一方で、動物だと明らかに分かる場合なら問題ないようですね。
・ 色数が少なくてシンプルすぎる
2色以下で構成されたシンプルすぎるスタンプもNGです。
・ 写真を加工している
写真加工のものもNGです。
・ ドラクエ風のドット絵
ドラゴンクエストで出てくる吹き出しをまねしたようなイラストや、スライムのようなドットで描かれたイラストもNGになることがあります。
・ 赤十字など特定の団体を想起させるマーク
企業ロゴはもってのほかですが、赤十字のような特定の団体をイメージするマークも使用できません。
・ うんこキャラ
ついうっかり使ってしまいそうですが、どんなにかわいくてもうんこキャラのスタンプはNGになります。
・ 使い道のないスタンプ
料理だけや建物だけといったように、使い道が分かりづらいスタンプはNGになります。
このほかにも、サイズが規定よりも小さすぎたり、文字の割合が多すぎるなど、バランスが悪くてもNGになります。
さらに、タイトルに”LINE”と入れるとNGなど、テキストのポイントも多く、慣れるまでは確認しながら進めると安全ですね。
スポンサーリンク
ラインのクリエイターズスタンプを作ってみよう!
今回は、PhotoshopやIllustratorを使えない方が手描きでクリエイターズスタンプを作る方法を説明しますね。
Macでクリエイターズスタンプを作る
1、 紙にイラストを描く
白い紙に大きめに好きな画像を描いてみましょう。
できれば大きめにはっきり、太いペンで描くと仕上がりがキレイになるようです。
2、 スマホのカメラで写真を撮る
明るい場所でしっかりピントを合わせて撮影しましょう。
3、 スマホからパソコンに写真を移動
撮った写真データをパソコンの画面上に移動させ、iPhotoなど画像のプレビュー機能を使うとやりやすいです。
4、 移動した写真をプレビューで開いて編集
画像の背景を透過にして、サイズの調整をしましょう。
単位がピクセルになっていることを確認し、幅と高さの比率は変えずに設定し、OKを押しましょう。
5、 スタンパーズで確認
できあがった画像がきちんとスタンプ用の素材として使えそうか確認するために、スタンパーズという便利なサイトがあるので使ってみてください。
・ https://www.stampers.me/simulation
このように、ちゃんとラインスタンプになっているのが分かりますよね!
アプリを使ってスタンプを作る
MacでもWindowsでもスタンプを作る手段としては、iPhoneアプリ「ScanStamp」を使ってパソコンに取り込む方法があります。
1、 iPhoneアプリ「SacanStamp」をダウンロードする
2、 紙にイラストを描く
今回は色塗りはしなくてOKです。
3、 ScanStampのカメラで写真を撮影する
まず、設定>各種設定≫画像ローカル保存をONにしておきましょう。
次に「スタンプの新規作成」をタップしてください。
画像入力のところを「カメラ」に設定し、
先程描いたイラストを撮影します。
写真を撮ったらこのような編集画面になり、既に背景は透過状態になっているので便利ですよね。
そして、下にあるスクロールバーを移動して画像をキレイにしてから、右上の決定をタップしてください。
4、 パソコンに移動させる
あとはiPhoneからパソコンに移動させて確認しましょう。
ちなみに、ここではiPhotoに移動させましたが、Windowsのプレビュー機能でも問題なく開くことができますよ。
5、 色塗りをする
白黒ではラインのクリエイターズスタンプの審査で不合格になってしまうので、フリーのペイントソフトを使ってサイズの調整と色塗りをしましょう。
そして、使えるソフトは何でもいいですが、WindowsとMacの両方で使えるものなら「FireAlpaca」(https://firealpaca.com/)がオススメです。
・ スタンプ画像用のキャンパスを作る
まず、File>Newで新規ファイルを作ってください。
サイズはスタンプ画像サイズの370×320にし、解像度は70dpiあれば問題ありません。
スタンプ画像用のキャンパスができました。
6、 スタンプ画像を開いてキャンパスに配置する
File>Openでスタンプ用の画像を選択しましょう。
このように画面上にイラストが表示されたら、Edit>Copyで画像をコピーしましょう。
その後、タブを選択して先程作った370×320のキャンパスに移動し、Edit>Pasteを選択して貼り付けましょう。
中途半端なところしか表示されていなかったら、画像の縦横をひっぱって拡大したりしてサイズを調整しましょう。
・ 色を塗る
バケツツールを使って塗りましょう。
・ 保存する
できあがったらEdit>Save asで保存し、先程と同様にスタンパーズで確認しましょう。
スポンサーリンク
ラインのクリエイターズスタンプを申請しよう!申請手順や審査、収入について
ラインのクリエイターズスタンプが無事に作れたら、登録しましょう。
LINE Creators Market(https://creator.line.me/ja/)ページ内の「登録はこちら」ボタンを押して、LINEのメールアドレスとパスワードでログインしましょう。
全て入力が済んだら本登録まで済ませましょう。
それから、マイページへと移動し、まずは振込先を設定します。
画面左側のメニューにある「アカウント設定」をクリックし「振込先情報」タブを開いて、必要情報を入力します。
そして、画面左上にある緑色の「新規登録」ボタンをクリックし、表示した画面からスタンプ情報の設定を行います。
続いて、クリエイター名・コピーライト・販売エリアを設定します。
最後に、スタンプの画像登録を行いましょう。
まず「スタンプ画像」のタブをクリックしてから、編集へと進み、あらかじめZipファイルにまとめておいた画像ファイルをアップロードしましょう。
エラー表示が出なければ右上にある「リクエスト」をクリックすると登録が完了です。
登録が終わればステータスが「審査待ち」になります。
審査にかかる期間は?
申請が済んだ後は、次のような流れで審査されます。
・ 承認待ちステータス:審査待ち
・ 承認待ちステータス:審査中
・ 承認待ちステータス:承認
・ 販売開始
ここまでの流れで、以前は3ヶ月以上かかっていたのが、現在では平均5日とすぐに販売されるようになり、季節ネタや時事ネタも作りやすくなっているようです。
どれくらい収入が見込めるの?
ラインのクリエイターズスタンプは人気の順位何番くらいかによって、売れる個数がだいぶ異なるようです。
なので、次を目安にしてみましょう。
・ 1~3位:3000~8000個/1日(利益:15万~40万)
・ 4~10位:1000~3000個/1日(利益:5万~15万)
・ 11~50位:500~1000個/1日(利益:2.5万~5万)
・ 51~100位:500~1000個/1日(利益:2.5万~5万)
・ 101~200位:300~500個/1日(利益:0.2万~0.8万)
・ 201~400位:100~300個/1日(利益:0.1万~0.2万)
ちなみに、決済方法の違いや購入された国によって1個あたりの分配金には若干の差があるようです。
スポンサーリンク
人気のクリエイターズスタンプを作るコツは?
せっかく作るなら、人気を得たいですよね。
そのためには、次のポイントを押さえて作ってみることをオススメします!
・ まずはカテゴリから考える
ラインのスタンプは40個も作らなければ申請ができないので、同じテイストのイラストで40個も作るために、どんなカテゴリがあるのか整理してみましょう。
こんな風に「返事系」「あいさつ系」「感情系」「機能系」「インパクト系」などなど、だいたい5ジャンルに分けられることが分かりますよね。
なので、簡単に考えれば1ジャンルごとに8個のスタンプを作ればバランス良くなりそうです。
・ 少ないカテゴリを選ぶ
ラインのクリエイターズスタンプは現在、カテゴリ検索ができるようになっているので、登録数が少ないカテゴリをあえて選ぶと人気を得やすいようです。
・ 返事系、あいさつ系はよく使われる
実際に販売を開始すると、どのスタンプがよく使われているか確認することができるのですが、こちらを見ると分かるとおり、返事系やあいさつ系はコミュニケーションで必要な機会が多いので、よく使われていますよね。
初めてクリエイターズスタンプにチャレンジする方は、まずはこのような点に気をつけながら作ってみると、たくさん売れて作って良かった!となるかもしれないですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ラインのクリエイターズスタンプの作り方と収入や登録の仕方について詳しくお伝えしました。
ラインのクリエイターズスタンプはPhotoshopなどが使えなくても、手描きのイラストを携帯電話のカメラで撮影しPCのプレビュー画面で編集したり、アプリを使って作ることもできるのでその基本の方法と、背景を透過にすることやサイズの規定など、制作にあたってのガイドラインについてもお伝えしました。
そして、スタンプができあがったらクリエイターズスタンプのページで登録を行い、申請には5日ほどかかるのですが、以前よりは短縮されて季節ネタなども作りやすくなったとのことでしたね。
それから、収入は人気順位によって異なるので目安をお伝えし、ランキング上位にいくための基本のコツとしてカテゴリが少ない物を狙う、あいさつ系などよく使われるスタンプを入れるなどのポイントもあるので、気軽にチャレンジしてみてくださいね!
スポンサーリンク